虫歯や歯周病、外傷などさまざまな理由により歯を失ってしまうことがあります。そのままにしておくと見た目が悪いだけでなく、残っている歯が傾いたり伸びてきたりして噛み合わせのバランスをくずしてしまう原因になるため、歯の機能を補う治療が必要です。その治療法として、はおもに、「入れ歯治療」「ブリッジ治療」そして「インプラント治療」の3種類があります。
抜けてしまった歯の顎の骨の部分に外科手術によって人工歯根(インプラント)を埋め込み、その上に、セラミックなどの人工歯やそのほかの補綴物(ほてつぶつ)を取りつけて、失ってしまった歯の機能を補う治療が「インプラント治療」です。インプラントが顎の骨と結合して安定するため、まるで自分の歯のような噛み心地を得られる治療法です。
インプラント治療で、美しい見た目や快適な噛み心地を手に入れたい方は、京田辺市の歯医者「米田歯科医院」にご相談ください。患者さんのお口の状態を検査し、治療について丁寧にご説明します。
インプラントを埋め込む際に、まず骨の表面に小さな穴を開けてから専用の器具で少しずつ穴を広げて人工歯根を埋め込む方法が「OAMインプラント法」です。骨の幅が狭かったり足りなかったりする場合は、通常のドリルで穴を開けることができません。OAMインプラント法なら骨を削る量が少なくて済むため、通常ではそのまま埋め込めない場合でもインプラント埋入手術が可能になります。
歯科用CTは歯や顎の骨の状態を3次元的に詳細に把握することができる装置です。1回14秒ほどの撮影で、診断に必要なさまざまな画像(立体像・パノラマ像・セファロ画像など)を得ることができ、インプラント治療に必要な骨の状態や骨密度などを診断できます。同時に、インプラント埋入の位置や方向のシミュレートも可能です。
当院ではその治療計画に基づいて、「サージカルガイド」を作製しています。サージカルガイドは、手術の際にお口の中に装着するマウストレーのようなもので、これを装着することでより正確な位置や方向にインプラントを埋入することができます。
インプラント自体は人工物ですので虫歯になることはありません。しかし毎日のケアを怠ると汚れがたまり、インプラントのまわりに歯周病のような症状を起こすことがあります。これは「インプラント周囲炎」と呼ばれる症状で、歯ぐきが腫れて、そのままにしておくと歯周組織が溶けて、せっかく治療したインプラントが使えなくなってしまうのです。
インプラント治療の終了は、メインテナンスの始まりを意味します。毎日のケアとともに定期的な歯科医院でのメインテナンスを受けましょう。しっかりケアをすることでインプラントは長くお使いいただけます。
通常のインプラント治療では、上部構造としてセラミック製の人工歯を装着します。しかし、そのほかにも歯の機能を補う方法があります。そのひとつが「インプラントオーバーデンチャー」です。
インプラントを支えにして固定する入れ歯を「インプラントオーバーデンチャー」といいます。通常の粘膜とバネ(クラスプ)で支える入れ歯と異なり、インプラントによってしっかり支持されるのでよく噛めるというメリットがあります。また1本のインプラントで1歯を補う人工歯と異なり、少ないインプラントの本数で部分入れ歯や総入れ歯を支えられるというメリットがあります。
インプラントと総入れ歯を連結するためのパーツはさまざまです。ボールタイプやバータイプ、そのほかにも磁石を埋め込むタイプもあります。どのタイプにするかを含め、まずはご相談ください。
インプラントオーバーデンチャーの メリット |
インプラントオーバーデンチャーの デメリット |
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上部構造を含めて | 基本的に1歯 30万円(税込価格) |
失ってしまった歯を補う治療法でもっともポピュラーなのが入れ歯治療です。入れ歯治療にはいろいろな種類があり、保険診療を選べば比較的安価に、そして手軽に入れ歯を手に入れることができます。一方で自費診療なら、より美しくより快適な使用感や装着感のある入れ歯を作製することも可能です。あなたに合った入れ歯を作製しますので、まずは京田辺市の歯医者、米田歯科医院にご相談ください。
保険診療の入れ歯 | 自費診療の入れ歯 | |
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素材 | レジン(歯科用プラスチック)のみ。部分入れ歯の場合は金属のバネがつく | 金属、シリコンなどいろいろな素材から選択可能 |
費用 | 比較的安価 | 比較的高価 |
見た目 | 素材や作製方法に制限があるため、入れ歯だとわかりやすい | より自然な見た目になるように素材を選べる |
装着感 | 厚みがあるため熱が伝わりにくく、装着感もあまりよくない | 噛み心地や装着感にこだわることができる |
丈夫さ | 強度はあまり高くない | 強度が高く、比較的丈夫 |
修理 | 修理が比較的容易 | 修理に時間がかかったり、作製しなおさなければならなかったりすることがある |
床部分を金属で作製する自費診療の入れ歯です。使用する金属には、ゴールド、チタン、コバルトクロムなどがあります。 | ||
メリット |
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デメリット |
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治療費 | 20~46万円(税込価格) |
弾力性のある樹脂を使ったバネのない自費診療の部分入れ歯です。 | ||
メリット |
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デメリット |
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治療費 | 8~16万円(税込価格) |
床部分を弾力性のある生体用シリコンで覆った自費診療の入れ歯です。 | ||
メリット |
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デメリット |
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治療費 | 10~20万円(税込価格) |
入れ歯はお口の中に装着するものですので、清潔に保つことが大切。ブラッシングをしてお口の汚れを落とすように、入れ歯もお手入れが欠かせません。ただし、その際に気をつけていただきたいのは、通常の歯みがき剤ではなく、入れ歯専用のブラシや洗浄剤を使用することです。ブラッシングに使う歯みがき剤には、研磨剤が含まれています。研磨剤は入れ歯に細かい傷をつけてしまい、その部分には細菌がすみつきやすくなってしまうのです。入れ歯は歯科医師の指示に従ってメインテナンスを行い、清潔に保ちましょう。
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