「冷たい物がしみる」「歯が痛む」
――その症状は虫歯のサインかもしれません。虫歯はかかってしまうと自然治癒しないため、早期発見・早期治療が大切です。少しでも違和感がある場合は、大事な歯の健康を大きく損なう前に、京田辺市の歯医者、米田歯科医院までご相談ください。
虫歯は、お口の中の虫歯菌が食べかすの中に含まれる糖分を分解して「酸」をつくり、その「酸」が歯を溶かすことで進行していきます。その大きな原因となっているのが、虫歯菌、糖分、歯質、そして時間の「4つ要素」です。
虫歯菌 | 歯質 | 糖分 |
---|---|---|
お口の中のプラークや歯石は細菌の巣です。そこに潜んでいる虫歯菌が虫歯の直接の原因です。 | お口の自浄作用がある唾液の分泌量が少ないと、虫歯に弱い歯質になりがちです。 | お口の中に飲食物に含まれる糖分が残っていると虫歯菌がそれを分解して「酸」をつくります。 |
この3つの条件が重なる「時間」が長ければ長いほど、虫歯の発症や進行につながってしまいます。そのため、食後はなるべく早く歯の汚れを落とし、お口の中がきれいな時間を少しでも長くすることが虫歯を予防するうえで非常に大切なのです。
虫歯になりやすい方とそうでない方がいらっしゃいます。その理由のひとつに挙げられるのが、唾液の性質です。唾液の分泌量が少ないと虫歯になりやすく、また酸性に傾いた口腔内環境を中和する性質が低いと、虫歯が発症、進行しやすくなります。
洗浄作用:歯面や口腔内の汚れを洗い流します
殺菌抗菌作用:プラーク(歯垢)の形成や発育を抑制するはたらきがあります
緩衝作用:口腔内の環境を酸性やアルカリ性に傾くのを緩和します
抗脱灰作用:酸性に傾いた口腔内環境をもとに戻して歯が溶ける作用を低下させ、再石灰化を促進します
唾液検査により、あなたの唾液の分泌量、緩衝力を調べることができます。また特定の虫歯菌の種類や数も測定できます。検査方法はかんたん。5分間ガムを噛んでいただき、その間にどれだけの唾液が分泌されるかを測定します。そして唾液を試験紙に落とし変色した色の具合で緩衝能力を確認します。虫歯のおもな原因菌、「ミュータンス菌」や「ラクトバチルス菌」は数日培養したのち、モデルチャートと比較して菌の数をチェックします。
痛みもなく手軽な方法で唾液検査により、あなたの虫歯になりやすさをはっきりさせることで、虫歯予防につなげることができます。
虫歯菌の原因菌を薬で無菌化する方法です。虫歯にかかってしまった場合、進行を止めるため汚染部分を取り除く必要があります。その際ドリルなどで完全に除去しようとすると健康な歯質も多少削ってしまいますが、3MIX法で除菌すれば歯を削る量を抑えることができ、治療による痛みの抑制にもつながります。また、神経を残せる可能性も高まり、根管治療の際にも有効です。
虫歯部分のおおまかな除去 | 3MIX塗布による無菌化 | 詰め物の装着 |
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